手術支援ロボット「hinotori」 遠隔手術の実証実験

手術支援ロボットを使った遠隔手術の実証実験が愛知県の藤田医科大学とおよそ30キロ離れた大学の岡崎医療センターの間で行われました。遠隔手術は、都市部と地方の医療格差の解消につながると期待されていて、大学では実験を繰り返し実用化を目指すことにしています。

この実証実験は愛知県豊明市にある藤田医科大学と岡崎市にある岡崎医療センターとの間で行われ、国内で初めて開発された手術支援ロボット「hinotori」が使われました。

実験はロボット手術の第一人者、宇山一朗教授が岡崎医療センターから大学に設置されたロボットを遠隔で操作し、人工的に作られた胃やリンパ節を切除する手術を行いました。
2つの病院は、専用の高速回線でつながれ、実験では、器具の操作に遅れがないかどうかや、正確に操作ができるかどうかを確認していました。

手術を行った藤田医科大学先端ロボット・内視鏡手術学講座の宇山一朗教授は「人間が感じ取れるような遅延は全くなく、現地でやっているのと全く同じイメージで手術が可能だと確信した」と話していました。

大学では今後、実験を繰り返して安全性を高め、都市部と地方の医療格差の解消につながる遠隔手術の実現を目指していきたいとしています。