「国産ワクチン研究開発 政権としても極めて重要」 科学技術相

国内でのワクチン開発や生産体制の強化に向けて、井上科学技術担当大臣は、今月中にも対応策を取りまとめ、来月、日本が国際団体と共催する「ワクチンサミット」で示したいという考えを明らかにしました。

新型コロナウイルスのワクチンをめぐっては、欧米の製薬メーカーが開発で先行していることなどから、国内での開発の遅れを懸念する声が出ています。

政府は、新型コロナウイルスだけでなく、国内でのワクチンの開発や生産体制を強化するため、関係省庁でつくるタスクフォースを設置して検討しており、井上科学技術担当大臣は閣議のあとの記者会見で「変異ウイルスも拡大しつつある中、国産ワクチンの研究開発は政権としても極めて重要だ」と指摘しました。

そのうえで、今月中にも対応策を取りまとめ、来月、日本が国際団体と共催する首脳級会合「ワクチンサミット」で示したいという考えを明らかにしました。