東京都 新型コロナ 854人感染確認 重症者84人

東京都内では、14日、新たに854人が新型コロナウイルスに感染していることが確認されました。14日までの7日間平均は926.3人で、前の週の120.9%となっていて、都の担当者は「依然として増加傾向にある。この週末も外出を自粛してほしい」と呼びかけています。

東京都は、14日、都内で新たに10歳未満から90代までの男女あわせて854人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。

1週間前の金曜日より53人減りました。

ただ、14日までの7日間平均は926.3人で、前の週の120.9%と、増加しています。

都の担当者は「7日間平均は前の週を上回っていて、依然として増加傾向にある。この週末も外出を自粛し、ステイホームで過ごしてほしい」と呼びかけています。

14日の854人の年代別は、
▼10歳未満が30人、
▼10代が56人、
▼20代が288人、
▼30代が144人、
▼40代が118人、
▼50代が100人、
▼60代が55人、
▼70代が33人、
▼80代が22人、
▼90代が8人です。

854人のうち、およそ63%にあたる539人はこれまでのところ感染経路がわかっていません。

また、▽ネパールへの渡航歴がある人が2人、▽ウズベキスタンへの渡航歴がある人が1人いたということです。

一方、感染経路がわかっている濃厚接触者の内訳は、
▼「家庭内」が191人で最も多く、
次いで
▼「施設内」が37人、
▼「職場内」が24人、
▼「会食」が14人などとなっています。

このうち、「施設内」では、患者13人と職員4人のあわせて17人の感染が確認された医療機関があったということです。

このほか、▼大型連休中に30代の男性が帰省先の沖縄県で親族から感染したケースや、▼50代の女性がヨガ教室で感染したケースが確認されています。

これで都内で感染が確認されたのは15万925人になりました。

14日時点で入院している人は13日より52人増えて2410人となり、「現在確保している病床に占める割合」は43.1%となっています。

一方、都の基準で集計した14日時点の重症の患者は13日と同じ84人で、重症患者用の病床の22.5%を使用しています。

また、都は、感染が確認された80代と90代の男性2人が死亡したことを明らかにしました。

このうち、80代の男性は感染力の強い「N501Y」の変異があるウイルスに感染していたということです。

これで都内で新型コロナウイルスに感染して死亡した人はあわせて1940人になりました。

一方、都の基準で集計した14日時点の重症の患者は13日と同じ84人でした。