ワクチン円滑接種へ 配送スケジュール通知を来月から前倒し

新型コロナウイルスのワクチン接種をめぐり、河野規制改革担当大臣は、閣議のあとの記者会見で、自治体が円滑に接種を行えるよう今は1週間前に伝えている配送スケジュールを、来月から、2週間前に前倒しして通知すると明らかにしました。

この中で、河野規制改革担当大臣は「自治体から『供給日をなるべく早く知らせてほしい』という要望があった。来月7日からの配送分以降は、2週間前には納入予定日をお知らせできる」と述べ、自治体が円滑に接種を行えるよう、今は1週間前に伝えている配送スケジュールを、来月から、2週間前に前倒しして通知すると明らかにしました。

一方、河野大臣は一部の自治体で、市長や町長などが廃棄を防ぐためとして、ワクチンを接種していたことについて「『廃棄しないように』とお願いしてきたので、高齢者や医療従事者などに声をかけ、むだにしない対応をお願いしたい。他方で『ワクチンを打ちたい』という住民の非常に強い要望もあるので、説明責任はしっかり果たしてもらいたい」と述べました。

またワクチン接種を終えたことを示す証明書、いわゆる「ワクチンパスポート」について河野大臣は「最初は紙で発行し、どこかの段階でデジタル化に移行するとか、やり方はいろいろあると思う」と述べました。