「Go Toイート」期限を最長12月まで延長決定 農水省

外食需要を喚起する「Go Toイート」について、農林水産省は新型コロナウイルスの感染拡大が続いている状況を受けて、食事券の利用期限やポイントを使った予約の期限を地域の事情などに応じて最長でことし12月まで延長することを決めました。

外食需要を喚起する「Go Toイート」は、当初、ことし3月を期限としていましたが、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて6月まで延長されています。

しかし、農林水産省によりますと、13日の時点でも、合わせて38の都道府県で食事券の販売を停止したり、食事券やポイントの利用の自粛が呼びかけられたりしているということです。

このため、農林水産省は、期限をさらに延長することを決めました。

このうち、都道府県ごとに発行しているプレミアム付きの食事券は、ことし4月以降に販売を停止したり、利用の自粛を呼びかけたりした期間に応じて最長でことし12月まで利用できるようにします。

また、オンライン予約については、すでに獲得したポイントを使って予約できる期限が最長でことし12月まで、来店できる期限が最長で来年3月まで、それぞれ延長されます。

実際にいつまで延長されるかは地域の事情が反映されるほか予約サイトによっても対応が異なる見込みで、農林水産省は食事券や予約サイトの事業者のホームページなどで確認してほしいとしています。

農相「感染状況を踏まえ飲食店を支えていただきたい」

これについて野上農林水産大臣は14日の閣議のあとの記者会見で「消費者の皆様には、この6月末までに各地域、各事業者から順次公表される利用期限を確認いただき、テイクアウトやデリバリーでの利用も考慮し、感染状況を踏まえて飲食店を支えていただきたい」と述べました。

そのうえで「引き続き地域の経済を下支えするGo Toイート事業を、各地域と連携しながら適切に執行していきたい」と述べました。