ワクチン接種で1億円が当たる抽せん会を発表 米オハイオ州

アメリカ中西部オハイオ州では、新型コロナウイルスのワクチン接種をさらに進めようと、接種した人を対象に100万ドルや州立大学の奨学金が当たる抽せん会を行うと発表しました。

アメリカ中西部オハイオ州のデワイン知事は12日、新型コロナウイルスのワクチンを少なくとも1回は接種した18歳以上の住民を対象に、100万ドル(日本円でおよそ1億1000万円)が当たる抽せん会を行うと発表しました。

抽せんは今月26日から5週連続で行われ、合わせて5人がそれぞれ100万ドルを手にするということです。

また、これとは別にワクチン接種をした17歳以下を対象に州立大学の4年間の学費と寮や教科書代などの奨学金が当たる抽せん会を行い、若い世代への接種を促すことにしています。

抽せん会を開くことについて、デワイン知事は「ばかげたアイデアでむだづかいだと批判する人もいるだろうが、本当にもったいないは、誰でもワクチンを接種できるのに、接種しないで失われている命のほうだ」とツイッターに投稿しました。

アメリカではこのほかにも、東部ニュージャージー州やコネティカット州が、ワクチンを接種した人がバーなどでビールが無料で飲めたり、ニューヨーク市は、今月19日から球場に設置した会場でワクチンを接種した人を対象にヤンキースとメッツの観戦チケットを無料でプレゼントしたりするなど、さまざまな取り組みを通じて、ワクチン接種を進めようとしています。