兵庫県内の高齢者施設に入所の3人 入院先見つからず死亡

兵庫県内で13日発表された22人の死者のうち、尼崎市と西宮市は高齢者施設に入所する、合わせて3人の男性がそれぞれ入院先が見つからず、施設で待機したまま亡くなったと発表しました。

このうち尼崎市では、90代の男性が先月25日、新型コロナウイルスへの感染が確認され、当初は発熱などで症状は軽かったということです。

しかし、その後、症状が悪化し始め医師が往診して酸素や薬の投与を行ってきましたが、今月10日に亡くなったということです。

この施設では先月、クラスターが発生していて、入院先を待っていた人が亡くなったのは4人目だということです。

尼崎市は「感染者を減らさないと医療提供体制は一向に改善しない。感染対策をいま一度徹底してほしい」と危機感を募らせています。

また、西宮市でも13日、高齢者施設に入所していた80代の男性2人が死亡したと発表しました。

2人は同じ施設に入所していて、それぞれ今月2日や4日に感染が確認されたと発表されていました。

その後、入院先が見つからず、施設で待機していましたが、2人とも11日、亡くなったということです。