千葉県 新型コロナ 171人感染確認 変異ウイルス急増

千葉県内では13日、新たに171人が新型コロナウイルスに感染したことが確認されたと発表されました。
これで県内で感染が発表された人は3万5028人となりました。

また、感染が確認されていた2人の死亡が新たに発表され、死亡した人は合わせて650人になりました。

さらに、感染が確認されていた人のうち64人が変異したウイルスに感染していたことが新たに確認され、1日に発表される数としては今月7日の66人に次いで2番目に多くなりました。

これで変異ウイルスの感染が確認されたのは、合わせて841人となりました。

9日まで1週間に検査した人の7割余が変異ウイルス感染

千葉県が今月9日までの1週間に新型コロナウイルスに感染した人のうちおよそ340人分を調べた結果、感染力が強い「N501Y」の変異があるウイルスが7割余りに上り、前の1週間と比べて14.5ポイント増加したことがわかりました。

千葉県では、新型コロナウイルスに感染した人の一部について「N501Y」の変異があるウイルスに感染していないか検査を実施しています。

それによりますと、今月3日から9日までの1週間に検査した341人のうち「N501Y」の変異があるウイルスに感染していた人は245人で、71.8%に上りました。

その前の1週間の検査では変異ウイルスの割合は57.3%で、1週間で14.5ポイント増加したことになります。

また、県内で変異ウイルスへの感染が確認された人は先月1か月で349人だったのが、今月は12日時点ですでに380人になっています。

13日開かれた記者会見で、千葉県の熊谷知事は「県内の変異株の陽性者数が大幅に増加するとともに、変異ウイルスへの置き換わりも進んでいて、危機感を強めている」と述べました。