神戸市 感染者急増で保健所業務ひっ迫 81人の死亡 公表遅れる

新型コロナの患者が急増している神戸市は、亡くなった人を県に報告し公表する事務作業が追いつかず、81人の死亡がいまだに公表されていないことが分かりました。

神戸市では、新型コロナウイルスに感染して亡くなった人がこれまでに291人と公表していますが、市が死亡を把握していながら公表していない人が、81人いることが分かりました。

市は、新型コロナに感染して亡くなった人については遺族と連絡をとり、公表することを断ったうえで兵庫県に報告してきました。

しかし、感染者の急増で保健所の業務がひっ迫し、事務作業が滞っているため公表が遅れているということです。

市は「遺族への確認業務が追いついておらず、公表が遅れている。感染防止の呼びかけのためにもなるべく早く公表できるようにしたい」と話しています。