東京 千代田区 コロナ対策で飲食店にCO2濃度測定器を無料配布

東京 千代田区は新型コロナウイルスの感染対策の1つとして、室内の換気の状況を確認することができる二酸化炭素濃度の測定器を、区内の飲食店に無料で配布する取り組みを始めました。二酸化炭素濃度の測定器を使うことで、室内の換気が十分に行われているかどうかを調べることができ、新型コロナウイルスの感染対策の1つとして注目されています。

東京 千代田区は区内の飲食店に測定器を無料で配布する取り組みを今月から始め、このうち老舗のそば店では13日、保健所の担当者のアドバイスを受けながら、店にセンサーやモニターなどの機器を設置して使い方を確認していました。

店では営業中は数値をこまめに確認し、二酸化炭素の濃度が高くなると窓を開けて、空気を入れ替えるなどの対応をとるいうことです。

千代田区によりますと自治体が二酸化炭素濃度の測定器を無料で配布する取り組みは、全国で初めてだということで、今後、感染対策を徹底している区内の300の飲食店に設置する予定です。

そば店の堀田康太郎専務は「換気の状況が可視化されることで、お客様が見て『安全だ』だと感じてもらうことができると思う」と話していました。

また、千代田保健所の山下淳一係長は「感染リスクを抑えるためにも配布を進め、飲食店に活用してもらいたい」と話していました。