宮古島市の前市長 収賄容疑で逮捕 自衛隊配備計画めぐり便宜か

沖縄県宮古島市の前市長が市長だった3年前、陸上自衛隊の配備計画をめぐり、知人が経営していたゴルフ場の土地を駐屯地用地として防衛省に売却できるよう便宜を図った見返りにおよそ650万円を受け取ったとして、12日、収賄の疑いで逮捕されました。

逮捕されたのは、宮古島市の前市長 下地敏彦容疑者(75)です。

また、知人で会社役員の下地藤康容疑者(64)が贈賄の疑いで逮捕されました。

警察によりますと、下地前市長は市長だった3年前、宮古島市での陸上自衛隊の配備計画をめぐり、下地容疑者が経営していたゴルフ場の土地を駐屯地用地として防衛省に売却できるよう便宜を図った見返りに、およそ650万円を受け取ったとして、収賄の疑いが持たれています。

警察は2人の認否について明らかにしていません。

陸上自衛隊の配備計画をめぐっては5年前、下地前市長が配備を受け入れる考えを正式に表明しましたが、その際、2か所ある候補地のうちゴルフ場とは別の地区については「水道水源への影響がないとは言い切れない」などとして認めない考えを示していました。

警察はこうした表明が便宜にあたる疑いがあるとして逮捕し、今後、詳しいいきさつを調べることにしています。

官房長官「駐屯地用地選考過程に問題あったとは承知せず」

加藤官房長官は、午前の記者会見で「警察による捜査が行われており、政府としてのコメントは控える。陸上自衛隊の駐屯地用地の選考過程に特段の問題があったとは承知していない」と述べました。