東京と大阪 ワクチン大規模接種 17日からネットなどで受け付け

東京と大阪に会場を設ける新型コロナウイルスのワクチンの大規模接種をめぐり、防衛省は来週17日からインターネットと通信アプリのLINEで予約の受け付けを開始すると発表しました。

新型コロナウイルスのワクチン接種を加速させるため、政府は、東京と大阪に自衛隊が設置と運営にあたる大規模な接種センターを設けることにしていて、今月24日の開設に向けて、防衛省・自衛隊は12日、対策本部会議を開きました。

会議のあと中山防衛副大臣は記者団に対し、両会場での接種について、来週17日から予約の受け付けを開始すると発表しました。

接種の予約は、専用のウェブサイトと通信アプリのLINEで受け付けます。

ただ、インターネットの操作に不慣れな人たちに対応するため、電話での相談窓口も開設するということです。

接種の対象となるのは、65歳以上の高齢者で、
▽東京会場が、東京、埼玉、千葉、神奈川の1都3県に住んでいる人、
▽大阪会場は、大阪、京都、兵庫の2府1県に住んでいる人です。

ただ、予約の際の混乱を避けるため、開設当初は、
▽東京は23区内に、
▽大阪は大阪市内に住む人に限定し、
徐々に地域を広げていく方針です。

また、医師や看護師の資格のある自衛隊員を、東京会場におよそ180人、大阪会場におよそ100人派遣するほか、民間の看護師の協力も得ることで、合わせて1日で最大1万5000人程度の接種が可能になるとしています。

中山副大臣は「十分な量のワクチンを確保、提供していくので、落ち着いて予約を入れてほしい。安全かつ効率的に接種を実施できるよう環境を整備し、より多くの方にワクチンを届けられるよう取り組んでいきたい」と述べました。

民間3社と契約 費用36億円余

防衛省は、新型コロナウイルスワクチンの大規模な接種センターについて、会場の設営や受け付けといった一部の業務を民間企業に委託しました。

▽東京の会場は「日本旅行」に委託し、費用は19億4899万9999円、
▽大阪の会場は「東武トップツアーズ」に委託し、費用は9億6654万586円です。

緊急に調達する必要があったことから、いずれも競争入札は行わず、複数の企業から見積もりを取ったうえで、随意契約を行ったということです。

また、防衛省は、看護師200人を民間から確保するため、一般競争入札の結果、人材派遣会社の「キャリア」と7億6377万4000円で契約したということです。

3社との契約に伴う費用の総額は、およそ36億8000万円にのぼります。

防衛省は「ワクチン接種を支える周辺業務については、民間企業の力を活用することが効率的だと判断した」としています。