米 パイプラインのサイバー攻撃 ロシアハッカー集団が犯行声明

アメリカ最大級のパイプラインがサイバー攻撃を受けた事件で、ロシアに拠点を置くハッカー集団「ダークサイド」は、「目的はお金を稼ぐことだ」とする犯行声明を出しました。一方、パイプラインの一時停止を受け、ガソリンを早めに確保しておこうと、ガソリンスタンドに車が行列を作るなど影響が出始めています。

アメリカ南部テキサス州から東部にガソリンなどを供給する「コロニアル・パイプライン」のシステムが身代金を要求するサイバー攻撃を受けた事件で、FBI=連邦捜査局は、犯行はロシア系のハッカー集団「ダークサイド」が関与したと断定しました。

「ダークサイド」は10日、「目的はお金を稼ぐことだ。社会的な影響を及ぼすつもりはない」などとする犯行声明を出しました。

このハッカー集団について、アメリカ政府は、去年10月に存在を把握したということです。

バイデン大統領は来月にも予定しているプーチン大統領との首脳会談でこの問題を取り上げる可能性も示唆しています。

一方、パイプラインは、今週末までの復旧を目指していますが、東部や南部の一部の都市では、ガソリン価格の高騰を心配した人たちが、ガソリンスタンドに列を作るなど影響も出始めています。

グランホルムエネルギー長官は11日、記者会見で「ここ数日は厳しい状況になると思うが、すぐに元どおりになるのでガソリンの買いだめをしないようお願いする」と呼びかけました。