東京 緊急事態宣言 きょうから延長期間に

東京都では12日から緊急事態宣言の延長期間に入ります。都内で厳しい感染状況が続くなか、延長期間中には東京オリンピックの開幕まで2か月を切ることになり、都は、対策の徹底で感染拡大を食い止めたい考えです。

先月25日に東京都に出された3回目の緊急事態宣言は、12日から今月31日までの20日間、延長されます。

都は、引き続き、酒やカラオケ設備を提供する飲食店のほか、床面積の合計が1000平方メートルを超える百貨店などの大規模な施設に休業要請を行います。

酒やカラオケ設備を提供しない飲食店にも、午後8時までの時短要請を続けます。

飲食店などに対する要請は、都内では去年11月28日から続いていて、今回の延長によって時短や休業の要請は半年に及びます。

一方、都民に対しては、不要不急の外出を自粛し、特に都道府県をまたぐ移動は極力、控えるよう引き続き求めます。

都内では、今月に入って1日の感染確認が1000人を超える日があるなど、厳しい状況が続くなか、延長期間中には東京オリンピックの開幕まで2か月を切ることになります。

都は、都民・事業者に対策徹底の協力を強く呼びかけ、感染拡大を食い止めたい考えです。