ブルーライト抑える眼鏡 小・中学生への寄贈中止 東京

スマートフォンなどの画面から出る「ブルーライト」を抑えるメガネを子どもがかけることについて、眼科の学会などは先月、発育に悪影響を与えかねないとして慎重な対応を求めましたが、これを受け、東京 渋谷区で検討されていた小中学生に寄贈する計画が中止されたことが分かりました。

ブルーライトはデジタル端末の画面などから出る波長が短い青い光で、この光を抑えるとするメガネが多く販売されています。

このメガネを子どもがかけることについて、眼科の専門医で作る学会などは先月、太陽光を十分浴びないと近視が進行するリスクが高まるなどとして「推奨する根拠はなく、発育に悪影響を与えかねない」とする意見書を出し、慎重な対応を求めました。

このメガネを販売している専門店チェーン、「JINS」の運営会社は、ことし3月、東京 渋谷区立の小中学校のすべての児童生徒に無償で配ると発表していましたが、意見書を受けて渋谷区教育委員会と対応を協議し、関係者によりますと計画は中止されたということです。

「JINS」の運営会社はNHKの取材に対し「答えられることはない」とコメントしています。

また、教育委員会の担当者は「意見書を踏まえて判断した」としています。

意見書を作成した東京都眼科医会の福下公子会長は「ICT教育の推進で子どもの目の健康に関心が高まっているので、同様のことが起きないか、学校教育の現場を注視していきたい」と話していました。