緊急事態宣言対象地域から通う学生に誓約書求める 三重大学

三重大学は新型コロナウイルスの感染拡大による、緊急事態宣言の対象の地域から通う学生などに対して「会食はしない」などの項目に、チェックを入れる誓約書の提出を求めたことがわかりました。

三重大学によりますと、すでに緊急事態宣言が出されている都府県や、これから出される愛知県などから通う学生について原則として通学を禁止とし、リモートでの授業を行うことにしていて、実習や実験など対面で行う必要がある授業を受ける場合は、学生に対して誓約書を出すよう求めたということです。
誓約書では「学内では1人で食事をします」「県内では人数や時間を問わず会食しません」「旅行は控えます」といった項目が記載されていて、すべてにチェックを入れることを求めています。

これについてツイッターなどSNS上では「やりすぎ。学生の気持ちを考えてほしい」「コロナ感染があった際に学生を責めるためのツールにしかならない」などと批判の声が多く上がっています。

三重大学学務部の担当者は「感染リスクが高かった地域の学生に行動変容を促し、安全に学生生活を送ってもらうためのものだった。問題はない」としています。

そのうえで「『誓約書』だと罰則があると受け止められる」という指摘が学内であったとして「確認書」と名前を改め、すべての学生と教職員に対して今後、同様の文書の提出を求める予定だということです。