福岡県 聖火リレー 公道は中止 点火セレモニーのみ実施

東京オリンピックの聖火リレーは、福岡県で11日から2日間の日程で始まりました。福岡県が12日から緊急事態宣言の対象地域に追加されることを受けて公道でのリレーはすべて中止され、全国で初めて県内の2か所に集約して点火セレモニーだけが行われています。

東京オリンピックの聖火リレーが、福岡県で11日から2日間の日程で始まりました。

2日間で20の市町村を、およそ200人のランナーがつなぐ予定でしたが、福岡県が12日から緊急事態宣言の対象地域に追加されることを受けて、公道でのリレーはすべて中止され、全国で初めて県内の2か所に集約して点火セレモニーだけが行われています。

1日目の11日は、聖火リレーのゴール地点、福岡市の平和台陸上競技場で午後4時すぎからセレモニーが行われました。

セレモニーは一般の観客を入れずに行われ、1日目に10の市町村を走る予定だったランナーのうち、希望者90人余りが参加し、ステージの上でランナーが次のランナーに聖火を移す「トーチキス」が行われました。

福岡県の服部知事は「公道でのリレーを断念せざるをえず、無念の気持ちでいっぱいです。皆さんが聖火をつなぐ姿は歴史に、私たちの心に刻まれました」と話しました。

福岡県の聖火リレーは、12日の2日目も北九州市で点火セレモニーだけが行われます。