柔道 豪州五輪代表 埼玉県での事前合宿中止を決定

東京オリンピックのオーストラリアの柔道の代表選手らの事前合宿地となっていた埼玉県などに、オーストラリアの柔道連盟から、新型コロナウイルスの感染拡大を理由に合宿の中止を決定したと連絡があったことがわかりました。

埼玉県と上尾市、それに伊奈町では東京オリンピックのオーストラリアのホストタウンとして、柔道の代表選手らの事前合宿を行うことで2年前に合意し、6月中旬から大会まで、15人の代表選手らが上尾市と伊奈町で事前合宿を行う予定となっていました。

しかし4月21日、オーストラリアの柔道連盟から「世界の新型コロナウイルスの感染拡大を考慮した結果、合宿を中止することを決定した」と連絡があり、県などは決定を受け入れることにしたということです。

上尾市の担当者がオーストラリア側に確認したところ、感染防止対策として日本選手を練習相手にできないため、練習相手が確保できないことも理由としていたということです。

埼玉県は「合宿の中止は残念だが、今後とも交流を続けていきたい」とコメントしています。