岐阜 長良川の一部であゆ漁解禁 初競り 需要減を心配する声も

岐阜県の長良川の一部で11日あゆ漁が解禁され、岐阜市で初競りが行われました。関係者からは、まん延防止等重点措置で飲食店の営業が制限される中、需要の減少を心配する声が出ていました。

11日は岐阜市中央卸売市場に、仲卸業者などおよそ20人が集まりました。

そして、午前6時に初競りが始まると競り人の威勢のよい掛け声に合わせて手で値段を示し、木の箱に入ったあゆを次々と競り落としていきました。

あゆは体長が8センチから17センチほどで、初競りとしては例年より少ない36箱が入荷され、この10年で最も高い1キロ当たり4万円で競り落とされたものもありました。

競りに参加した岐阜市の料理店の男性は「新型コロナの感染が拡大し、まん延防止等重点措置で酒が出せず、きょうもキャンセルが出るなど厳しい状況です」と話していました。

あゆを競りにかけた業者の男性は「飲食店の需要が減って値段が下がるのではないかと心配しています。初物は柔らかく香りもよいので多くの人に食べてほしい」と話していました。