英で日立製造の複数の車両に亀裂発見 高速鉄道で運休相次ぐ

イギリスで運行されている日立製作所の複数の車両に亀裂が見つかり、ロンドンと各地を結ぶ高速鉄道の路線で運休が相次ぎました。

イギリスの鉄道路線では日立製作所が製造した車両が走っていて、このうち2017年から運行されている「クラス800」の定期検査を8日にかけて行ったところ、亀裂がある車両が複数、見つかりました。

亀裂が見つかったのは保守点検で車両を持ち上げる際に使われる部分で、通常の運行に支障はないとしていますが、日立製作所は予防的な措置としてすべての車両の運行を取りやめて検査を実施しました。

この結果、ほかの車両でも亀裂が見つかり、原因は調査中だとしています。

問題がなかった車両は一部が再び運行されているものの、多くは現在、事業者や当局による安全の確認中で、この影響で10日、ロンドンと北部スコットランドや西部ウェールズなどを結ぶ高速鉄道の路線で運休が相次ぎました。

イギリス政府は全面的な再開までには時間がかかるという見通しを示しています。

日立製作所はイギリスの主要都市を結ぶ路線に新たな車両を導入するプロジェクトを受注していて、鉄道発祥の地での実績を海外での事業拡大につなげようとしています。

日立製作所「安全を最優先にした予防的な措置」

すべての車両の点検を行ったことについて、日立製作所は、安全を最優先にした予防的な措置だと説明したうえで「乗客と事業者にご迷惑をおかけしていることをおわびします」とコメントしています。