大阪府 新型コロナ 施設や自宅などで医療受けずに死亡は18人

大阪府は府内で新型コロナウイルスに感染し、施設や自宅などで医療を受けずに死亡した人はこれまでに18人に上ると公表しました。
このうち17人は、2回目の緊急事態宣言が解除され「第4波」が来たことし3月1日以降だということです。

大阪府は、入院待機中の人が自宅などで死亡するケースが相次いでいることなどを踏まえ週に1度、施設を含む自宅か宿泊療養先で医療を受けずに死亡した人の状況を公表することになり、10日夜、これまでの状況が初めて公表されました。

それによりますと、施設や自宅などで医療を受けずに死亡した人は、これまでに18人に上り、このうち17人は、2回目の緊急事態宣言が解除され「第4波」が来たことし3月1日以降だということです。

3月1日以降に死亡した人の状況を療養の状態別にみていきますと、自宅療養中に死亡した人は9人で、血液中の酸素の値を測る「パルスオキシメーター」が配備されていた人は2人でした。

宿泊療養を待つ間に死亡した人は2人で「パルスオキシメーター」が配備されていた人は1人でした。

医療機関への入院を待つ間に死亡した人は4人で、「パルスオキシメーター」が配備されていた人は1人でした。

いずれも保健所から積極的な健康観察を受けていたということです。

また、陽性が判明したものの保健所からの連絡がある前に死亡した人は2人でした。

大阪府は、注意を促すために、今後も1週間ごとの状況を公表することにしています。