東京都 変異ウイルス 新たに179人確認 検査対象の6割余り

東京都内では、感染力の強い「N501Y」の変異があるウイルスの検査で、6割余りに当たる179人が感染していたことが新たに確認されました。

東京都は10日、今月6日に都に報告があった変異ウイルスの検査の結果を発表しました。

それによりますと、10歳未満から90代までの男女171人と、年齢と性別がわからない8人の合わせて179人が、感染力の強い「N501Y」の変異があるウイルスに感染していたことが、新たに確認されました。

検査の対象となったのは282人で、変異ウイルスと確認された人の割合は、およそ63%となっています。

179人の年代別は、10歳未満が5人、10代が11人、20代が47人、30代が34人、40代が32人、50代が22人、60代が11人、70代が4人、80代が2人、90代が3人、不明が8人です。

感染経路がほぼ特定されているのは7人で、「施設内」と「家庭内」がそれぞれ3人、「知人」が1人です。

このうち、「施設内」の3人は同じ保育園に通う園児で、この保育園で変異ウイルスの感染が確認されたのは、園児4人と職員1人の合わせて5人になりました。

これで都内で変異ウイルスの感染が確認されたのは、合わせて4074人になりました。

このうち9人の死亡が確認されています。