首都圏の飲食店利用 大型連休で昼間増え 前週比4%近く増加

3回目の緊急事態宣言が延長されることになった東京を含む首都圏の1都3県で、9日までの1週間に飲食店を利用した人は、大型連休で昼間の利用が増えたことなどから、前の週より4%近く増加したという民間の調査がまとまりました。

飲食店に予約や顧客管理のシステムを提供する東京のIT企業「トレタ」は、首都圏の1都3県のおよそ3000店の来店客数などを調べています。

それによりますと、9日までの1週間の来店客数は、2回目の緊急事態宣言が出ていた期間の平均と比べて7.9%減少しましたが、前の週と比べると3.9%増加しました。

時間帯別に見ると、
▽「午後5時から午後8時」は、ほぼ横ばいでしたが、
▽「午前11時から午後3時」が8.3%
▽「午後3時から午後5時」が14.8%
それぞれ増加し、大型連休の影響で昼間の利用が増えました。

調査した会社は「緊急事態宣言が出ている東京と比べて、埼玉、千葉、神奈川のほうが、来店客数の増えた割合が大きくなっている」と話しています。