横浜 行方分からない約3.5mのヘビ 捜索5日目も見つからず

横浜市のアパートから逃げ出して、今月6日から行方が分からなくなっている、体長およそ3.5メートルの「アミメニシキヘビ」は、5日目に入った10日の捜索でも見つかりませんでした。

今月6日、横浜市戸塚区のアパートの部屋から、ペットとして飼育されていた体長およそ3.5メートル、重さおよそ10キロの黄色の「アミメニシキヘビ」が逃げ出しました。

警察はこれまでに警察官50人以上を投入して、アパートの周辺の雑木林や川岸の茂みなど、ヘビが隠れていそうな場所を中心に捜していて、逃げ出して5日目となる10日も午後4時まで捜索が行われましたが、発見には至らず、手がかりもなかったということです。

アミメニシキヘビは毒はありませんが、締めつける力が非常に強く、人に巻きついて死亡させる危険性もあるということです。

これまでのところヘビによる被害やけが人は出ていません。

警察は少なくとも今月14日までは捜索を続けることにしていて、もし見つけた場合には近づいたり触ったりせず、連絡するよう呼びかけています。

近くの小学校は集団で登下校 教員が付き添い

ヘビが逃げ出した横浜市戸塚区のアパートに近い小学校では、今月7日に続いて、10日も集団での登下校を徹底するように呼びかけ、下校の際は教員が通学路の途中まで付き添う姿が見られました。

小学校の校長は「子どもたちにはなるべく出歩かないように、ヘビを見かけても近づかないように指導しています。大きなヘビということで『怖い』という声が出ているので、教員たちが不安に寄り添うようにしています。一刻も早く捕まってほしいです」と話していました。

また横浜市消防局と戸塚区役所は、10日午後2時ごろから1時間半にわたって、はしごを使って現場の周りの建物の屋根を1軒ずつ目視で捜索しました。

専門家「夜行性で人目につきにくいのでは」

ヘビの生態に詳しい京都大学理学研究科の森哲准教授は、アミメニシキヘビがなかなか発見できない要因について「本来、熱帯に生息する夜行性のヘビで、今の気温だと日中は1日を通して木陰などの暗い場所で過ごしている可能性が高く、人目につきにくいのではないか」と指摘しています。

そのうえで「数か月間、何も食べなくても、水があれば生きていけるため、空腹で食べ物を探すためにヘビのほうから動き出すことも考えにくい」と話しています。

飼い主によりますと、ふだんは2週間に1回程度、餌を与えていて、最後は逃げ出した日のおよそ2週間前だったということです。

森准教授は「遠くまで移動したとは考えにくく、近くの住宅の排水管や床下などに隠れている可能性がある。そうした場所を棒でつついたり、ライトで照らしたりするなど、さらに念入りに調べる必要がある」と話していました。

そして「基本的にはおとなしいので、ヘビのほうから襲ってくることは考えにくいが、幼稚園児くらいの子どもだとかみつかれるおそれもあるので、見つけたときは慌てずに距離をとって、警察に通報するようにしてほしい」と呼びかけています。