東京都 コロナ 2人死亡 573人感染確認 2週間前の月曜より増加

東京都内では10日、新たに573人が新型コロナウイルスに感染していることが確認されました。

都の担当者は「2週間前の月曜日の425人より多く、きょうも高い水準だ。外出を自粛し、感染対策を続けてほしい」と呼びかけています。

東京都は10日、都内で新たに10歳未満から90代までの男女合わせて573人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。1週間前の月曜日より135人減りました。

10日までの7日間平均は779.1人で、前の週の89.2%となりました。

都の担当者は「2週間前の月曜日の425人より多く、きょうも高い水準だ。1週間前の月曜日は大型連休中で、数字の出方が違うので、減っていても感染状況が改善したとは思わないでほしい。外出を自粛し、感染対策を続けてほしい」と呼びかけています。

10日の573人の年代別は、
▽10歳未満が25人
▽10代が40人
▽20代が148人
▽30代が103人
▽40代が102人
▽50代が74人
▽60代が23人
▽70代が34人
▽80代が22人
▽90代が2人です。

573人のうち、およそ57%に当たる324人はこれまでのところ感染経路が分かっていません。

また、アメリカへの渡航歴がある人が1人いました。

一方、感染経路がわかっている濃厚接触者の内訳は、「家庭内」が126人で最も多く、次いで「施設内」が41人、「職場内」が28人、「会食」が23人などとなっています。

これで都内で感染が確認されたのは14万7167人になりました。

10日時点で入院している人は9日より25人増えて2346人となり「現在確保している病床に占める割合」は41.9%となっています。

一方、都の基準で集計した10日時点の重症の患者は、9日より5人増えて78人で、重症患者用の病床の20.9%を使用しています。

また、都は、感染が確認された80代の女性と90代の男性の合わせて2人が死亡したことを明らかにしました。

これで都内で死亡した人は合わせて1920人になりました。