市の職員 お年寄りに代わってワクチン接種予約 埼玉 狭山

新型コロナウイルスのワクチン接種の予約が10日から始まった埼玉県狭山市で、市の職員がお年寄りに代わって予約をする取り組みが行われています。

狭山市では、今年度80歳になる人を含む80歳以上のお年寄り、1万3000人余りを対象に10日から電話とインターネットで予約の受け付けが始まりました。

こうした中、市の職員が集会所など、およそ60か所に出向き、このうち前田集会所では職員が接種を受けたい医療機関や日時などを聞き取ってタブレット端末に入力していました。

訪れた90歳の女性は「予約のしかたが分からず、ワクチン接種をやめようかと思っていたので、ほっとしています」と話していました。

対応にあたった市の男性職員は「ひとつひとつ丁寧に説明するなど親身になって対応したい」と話していました。

市は11日以降もワクチン接種の予約を支援することにしています。