アフガニスタン 爆発で女子生徒ら60人以上死亡 テロとの見方

アフガニスタンの首都カブールにある学校近くで8日に起きた爆発で、死者の数はその後も増え、これまでに女子高校生ら60人以上が死亡しました。ガニ大統領は、反政府武装勢力タリバンによるテロとの見方を示し、「人道に対する犯罪だ」と非難しました。

アフガニスタンの首都カブール西部にある学校の近くで8日、大きな爆発が数回にわたって起きました。

アフガニスタン政府によりますとこの爆発でこれまでに少なくとも63人が死亡し、150人以上がけがをして病院で手当てを受けています。

犠牲者の多くは学校に通っていた女子高校生とみられるということです。

治安当局の関係者によりますと、爆発物を積んだ車が学校の校門近くで爆発し、さらに周辺に仕掛けられた爆弾が爆発したということです。

アフガニスタンのガニ大統領は8日、声明を出し、反政府武装勢力タリバンによる爆弾テロとの見方を示したうえで、「人道に対する犯罪だ」と強く非難しました。

一方、タリバンは犯行を否定しています。

アフガニスタンでは現地に駐留するアメリカ軍が、同時多発テロ事件から20年となることし9月11日までの完全撤退に向け撤収作業を進める中、反政府武装勢力によるテロや攻撃があとを絶たず、治安のさらなる悪化が懸念されています。

多くの人が祈りささげる

アフガニスタンの首都カブールでは9日、爆発で犠牲となった人たちの葬儀が行われ、多くの人たちが集まり、埋葬するための穴を掘ったり、祈りをささげたりしていました。

このうち犠牲となった15歳の少女の叔父は「彼女はとても賢く、1日も学校を休んだことがありませんでした。当日、母親が学校に行かないでほしいと頼みました。しかし、彼女は学校に行ってしまった」と話していました。

マララさん「世界のリーダーたちは団結すべき」

2014年にノーベル平和賞を受賞したパキスタンのマララ・ユスフザイさんは9日、自身のツイッターに「テロリズムの拡大は、アフガニスタンの平和と民主主義にとって憂慮すべきことだ。世界のリーダーたちは、学校の子どもたちを守るために団結しなければならない。私の心は、犠牲者の家族とともにある」と投稿しました。