電気自動車用充電スタンド 住宅以外に設置数が初めて減少

公共施設などにあるEV=電気自動車用の充電スタンドの数が昨年度、初めて減少したことが民間の調査で分かりました。車の電動化を目指す動きが広がっていますが、必要なインフラをどのように拡充していくかが課題となっています。

地図制作会社のゼンリンの調査によりますと、公共施設や商業施設など住宅以外の場所に設置された充電スタンドの数は、昨年度は全国で2万9233台で、前の年度と比べ1087台減少しました。

調査を開始した2010年度以降、右肩上がりで増えていましたが、初めて前年を下回りました。

これは、新車に占めるEVの割合がおよそ1%にとどまる中、充電スタンドがあまり使われず、古くなった設備を更新しなかったり設置をやめたりする施設が増えていることが背景にあるとみられます。

政府は脱炭素社会に向けて、2035年までにすべての新車をEVやハイブリッド車などの電動車にするという目標を掲げています。

さらなる普及に向けては、充電スタンドをどのように拡充していくかも課題になっていて、マンションなどでの設置を後押しする新たな対策も必要となりそうです。