中国のロケット 大気圏に再突入 落下地点はインド洋 中国当局

中国のロケットが大気圏に再突入し、残骸が地表に落下するおそれが指摘されていた問題で、中国の宇宙当局はロケットが日本時間の午前11時半前に大気圏に再突入したと発表しました。落下地点はインド洋だとしています。

中国が先月29日独自の宇宙ステーション建設のために打ち上げた大型ロケット「長征5号B」について、中国の宇宙当局は日本時間の午前11時24分に大気圏に再突入したと発表しました。

落下地点は北緯2.65度、東経72.47度の周辺海域だとしていて、この地点はインド洋にあたります。

ロケットについて中国当局は、ほとんどの部品は大気圏に再突入する過程で燃え尽きるとしています。

ロケットを監視していたアメリカ宇宙軍は、ツイッターで大気圏への再突入は日本時間の午前11時15分ごろアラビア半島上空だったとしたうえで「残骸が落下した正確な場所や範囲は現時点でわからない」と投稿しました。

NASA長官 中国を批判

NASA=アメリカ航空宇宙局のネルソン長官は声明を発表し「宇宙開発を進める国は、人工物が大気圏に再突入することによる人や財産へのリスクを最小限に抑え、活動についての透明性は最大限高めなくてはならない。中国は宇宙ごみについて責任の基準を満たしていないことは明らかだ」として、中国を批判しました。

そのうえで、宇宙空間での活動を安全に長く続けるためにも、中国を含め宇宙開発を進めるすべての国や民間企業は、責任感と透明性をもって行動する必要があるとしています。