車いすバスケットボール女子 日本代表候補 強化試合で敗れる

車いすバスケットボール女子の日本代表候補は9日、東京パラリンピックの会場となる有明アリーナで男子選手が中心のクラブチームとの強化試合に臨み45対64で敗れました。

車いすバスケットボールは9日、男子と女子の代表候補の強化試合が東京パラリンピックの会場となる有明アリーナでそれぞれ行われます。

このうち午前中は女子の日本代表候補が、男子選手中心のクラブチーム、千葉ホークスと対戦しました。

日本代表候補は前半、障害が最も軽い北田千尋選手がチーム最多の12点をあげるなど攻撃を引っ張り、28対33で折り返しました。

しかし、後半は高さのある男子選手の守備に苦しんで外からのシュートに頼る展開となりリードを広げられて45対64で敗れました。

キャプテン網本選手「反省点多く修正したい」

キャプテンも務める網本麻里選手は、9日の試合について「攻撃でのパス回しや、早い段階から相手を止める守備など、自分たちがやってきたことがみえたのはよかった」と前半については手応えを口にしました。

一方で、最終的には19点差をつけられて敗れたことを受けて「反省点も多く修正したい」と話し「流れの悪い時間をどう短くし、流れのいい時間をどう長くできるかを意識していきたい」と述べました。

また、東京パラリンピックの会場、有明アリーナで試合ができたことについては「照明やリング、床の感触を体験でき、とても貴重な経験だと感じた」と話しました。

岩佐ヘッドコーチ「課題はシュート」

岩佐義明ヘッドコーチは「守備をもう少し積極的に行うことが必要だったと感じていて、点差も10点以内におさめてほしかった。ただ、ベンチスタートだった選手たちも相手のボールをカットして得点につなげるなど、しっかりと自分たちのバスケットボールができたという手応えは感じている」と振り返りました。

そのうえで「しっかりシュートが決まっていれば試合の結果も変わっていたと反省している。合宿では間違いなく確率は上がってきているが、もっと精度を上げないと勝ちには持っていけない」と課題を指摘しました。

また、本番と同じ会場で試合を行えたことについては「ボードやリングの固さ、照明など会場の環境を確認できていい経験になった。できればもう少し試合をしたかった」と話していました。

最多17得点の北田選手「後半リズム作れず」

チーム最多の17点をあげた北田千尋選手は「前半は十分勝負ができるんじゃないかと思っていたが、後半、リズムが作れずに悪い結果が出てしまった」と振り返りました。

そして「修正が必要なのは、相手に大きい選手がいる時にどう戦うかだ。いちばん身長が高い私のところで簡単に点を取られると守備が崩壊してしまう。40分間、責任を持って安定した守備を行う必要があるが、そこがきょうはできなかったので、クオリティーを高めたい」と話しました。