夏場所休場の竜電 感染防止ガイドラインに抵触する行動の疑い

9日から始まる大相撲夏場所を初日から休場する平幕の竜電について、日本相撲協会の芝田山広報部長は感染拡大防止のために定めたガイドラインに抵触する行動をした疑いがあることを明らかにしました。

前頭14枚目の竜電は、日本相撲協会に届け出て、東京 両国の国技館で9日に初日を迎える夏場所を休場することが決まっています。

竜電について、相撲協会の芝田山広報部長は7日、報道陣の取材に対し、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため不要不急の外出自粛などを定めたガイドラインに抵触する行動をした疑いがあることを明らかにしました。

芝田山広報部長によりますと、休場は師匠の高田川親方の判断で、行動の詳しい内容については調査をしているということです。

竜電は、前頭10枚目で臨んだことし3月の春場所で6勝9敗と負け越し、今場所は前頭14枚目に番付を下げていました。

竜電が所属する高田川部屋では、去年4月、新型コロナウイルスに感染した当時28歳の三段目の力士が亡くなっています。