リコー 昨年度決算 327億円の赤字 コロナで複合機販売減

精密機器大手のリコーの昨年度の決算は、新型コロナウイルスの影響で、オフィス向けの複合機の販売が減少したことなどから、最終的な損益が327億円の赤字となりました。

発表によりますと、リコーの昨年度1年間のグループ全体の決算は、売り上げが前の年度より16.3%減って1兆6820億円、最終的な損益は前の年度の395億円の黒字から、一転して327億円の赤字となりました。

新型コロナウイルスの感染拡大の影響で出社率が低下したことを背景に、オフィス向けの複合機や消耗品の販売が減少したことや、チラシやポスターなどを製作する商業用印刷事業の収益性を見直した結果、損失を計上するなどしたためです。

今年度1年間の見通しについては、需要が回復するとして最終的な利益を354億円と見込んでいます。

リコーの松石秀隆CFOは、オンラインでの決算会見で「最近、欧米を中心にオフィスに回帰する傾向が出ていて、ワクチン接種の結果が出てきている。業績は秋には急回復するのではないか」と述べました。