緊急事態宣言の対象に 北九州の焼き鳥店「感染収束へ協力」

福岡県が緊急事態宣言の対象地域に追加されるのを受け、北九州市の焼き鳥店では酒の提供をやめ、焼き鳥などのテイクアウトで営業を続けることにしていますが、売り上げは通常の半分以下に落ち込む見通しだということです。

今回の緊急事態宣言では酒やカラオケ設備を提供している店や酒の持ち込みを認めている店に休業要請を行うほか、それ以外の飲食店には営業時間を午後8時までに短縮するよう要請することなどが政府の基本的対処方針に盛り込まれています。

これに対し、北九州市小倉北区にある焼き鳥店では酒の提供をやめることで休業せずに営業を続けることにしています。

この間は予約客に限定して焼き鳥などのテイクアウト専門の店になりますが、売り上げは通常の半分以下に落ち込む見通しだということです。

「焼鳥家 おぐん家」の小車祐一店長は「やっぱり焼き鳥とお酒を店で一緒に楽しんでほしいのが本音だが、感染が収束するのがいちばんなので協力は続けていきたい。焼き鳥を持ち帰って自宅でお酒を楽しんでほしい」と話していました。