インド 新型コロナ感染確認 新たに41万4188人 過去最多更新

新型コロナウイルスの感染が爆発的に広がっているインドでは、7日も、1日の新たな感染者数が41万人を超えて過去最多を更新し、各国が支援に動く中でも感染拡大に歯止めがかかっていません。

インド政府は7日、新たに41万4188人が新型コロナウイルスに感染していることが確認されたと発表し、1日当たりの感染者は過去最多を更新しました。

また、新たに3915人が亡くなったということです。

7日もオランダやスイスから人工呼吸器などの医療物資が到着し、支援の動きが広がっていますが、首都ニューデリーを中心に、各地でベッドや医療用の酸素が不足するなど、医療体制は危機的な状況で死者は増え続けています。

また、感染がニューデリーや商業都市のムンバイなどの都市部から、医療体制が整っていない地方や農村部にも広がりつつあります。

政府は、経済への影響を考慮して全土で厳しい外出制限をとることには否定的な考えを示していますが、独自に外出制限を導入する州が増えているほか、専門家などからは感染を抑えるためには、全土で一致した外出制限が必要だという声が高まっています。

インドから韓国へ チャーター機で200人が帰国

インドで新型コロナウイルスの感染者が急増していることを受けて、韓国のソウル近郊にあるインチョン(仁川)空港には7日朝、インド南部のベンガルールを出発したチャーター機が到着し、現地から退避した韓国人およそ200人が帰国しました。

韓国では、今月4日にもインド南部のチェンナイから、およそ170人が乗ったチャーター機の第1便が到着していて、韓国政府は今月中にさらに10便を運航させる予定だとしています。

また、韓国外務省は7日午後、インドの赤十字社に酸素ボンベなどを送ることを明らかにし、積極的に支援していく考えを示しました。