東京 大阪のワクチン大規模接種 民間看護師 1日約200人配置へ

新型コロナウイルスワクチンの大規模接種をめぐり、防衛省・自衛隊は対策本部会議を開き、東京と大阪の会場で合わせて、1日におよそ200人、民間の看護師を配置できる見通しが示され、大規模接種に派遣する医師や看護師の資格を持つ隊員の確保に向けて調整を急ぐ方針を確認しました。

新型コロナウイルスのワクチン接種を加速させるため、政府は東京と大阪に、自衛隊が設置と運営にあたる大規模な接種センターを開設する計画で、目標の今月24日の開設に向けて、防衛省・自衛隊は、3回目となる対策本部会議を開きました。

会議では接種にあたる要員について、民間の看護師を、東京と大阪の会場で合わせて、1日におよそ200人、配置できる見通しが示されました。

自衛隊には医師の資格を持つ医官と、看護師の資格を持つ看護官が、それぞれ1000人程度いるとされ、防衛省・自衛隊では、大規模接種に派遣する隊員の確保に向けて調整を急ぐ方針を確認しました。

会議のあと中山防衛副大臣は記者団に対し「医官や看護官を何人派遣できるか、最後の最後までいま人数の詰めの作業を一生懸命している。政府一丸となってこの感染拡大抑止に取り組んでいきたい」と述べました。