東京都 コロナ 6人死亡 907人感染確認 5月1日以来の900人超

東京都内では7日、新たに907人が新型コロナウイルスに感染していることが確認されました。900人を超えるのは5月1日以来です。

都の担当者は「連休があけて検査数が増えたこともあり、感染が判明する数は増加傾向で、8日も、この傾向が続くとみられる」と話しています。

東京都は7日、都内で新たに10歳未満から90代までの男女、合わせて907人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。

1日の発表が900人を超えるのは5月1日以来で、1週間前の金曜日から209人増え、7日までの7日間平均は766.4人と、前の週の99.1%となりました。

7日の907人の年代別は、
▽10歳未満が36人
▽10代が54人
▽20代が227人
▽30代が189人
▽40代が161人
▽50代が129人
▽60代が48人
▽70代が31人
▽80代が26人
▽90代が6人です。

7日の907人のうち、およそ61%にあたる556人は、これまでのところ感染経路が分かっていません。

一方、感染経路がわかっている濃厚接触者の内訳は、
▽「家庭内」が189人で最も多く、
次いで、
▽「職場内」が54人
▽「施設内」が29人
▽「会食」が24人などとなっています。

これで、都内で感染が確認されたのは14万4441人になりました。

7日時点で入院している人は、6日より10人増えて2265人となり「現在確保している病床に占める割合」は、40.5%となっています。

一方、都の基準で集計した7日時点の重症の患者は、6日から3人減って69人で、重症患者用の病床の18.5%を使用しています。

また、都は感染が確認された50代から90代の男女6人が死亡したことを明らかにしました。

このうち、70代から90代の男性3人は「N501Y」の変異があるウイルスに感染していたということです。

これで、都内で死亡した人は合わせて1909人になりました。

都の担当者は「連休があけて検査数が増えたこともあり、連休中に医療機関に行けなかった人などで感染が判明する数が増加傾向にある。この傾向は8日も続くとみられる」と話しています。

変異ウイルスの割合 6日に続き70%余に

都内の新型コロナウイルスの感染者への検査で、70%余りに当たる489人が感染力の強い「N501Y」の変異があるウイルスに感染していたことが、新たに確認されました。

高齢者施設や大学の運動部の寮など施設内で起きたクラスターで新たな感染の確認が相次いでいます。

東京都は7日、今月5日に都に報告があった変異ウイルスの検査の結果を発表しました。

それによりますと、
▽10歳未満から90代までの男女486人と
▽性別が分からない3人の合わせて489人が
感染力の強い「N501Y」の変異があるウイルスに感染していたことが新たに確認されました。

検査の対象となった684人のうち、変異ウイルスと確認された人の割合は71%となっていて、6日に続いて70%を超えています。

489人の年代別は、
▽10歳未満が19人、
▽10代が36人、
▽20代が128人、
▽30代が89人、
▽40代が84人、
▽50代が63人、
▽60代が36人、
▽70代が16人、
▽80代が10人、
▽90代が5人、
▽不明が3人です。

感染経路がほぼ特定されているのは30人で、
▽「家庭内」が18人、
▽「施設内」が10人、
▽「知人」が2人です。

このうち、これまでに報告されていた高齢者施設でのクラスターで新たに入所者5人の感染が確認され、累計で75人となっています。また、大学の運動部の寮のクラスターでも新たに学生5人の感染が確認されるなど累計で41人となっていて、「施設内」で起きたクラスターで新たな感染の確認が相次いでいます。

これで都内で変異ウイルスの感染が確認されたのは、合わせて3895人となりました。

このうち9人の死亡が確認されています。