米FRB 資産価格急落のリスクに警鐘 株価最高値連日更新する中

アメリカの中央銀行にあたるFRB=連邦準備制度理事会は、金融市場について最新の分析を公表し、株価が史上最高値を連日更新するなど、資産価格が上昇を続ける中で、投資家の心理が低下すれば、価格が急落するおそれがあると警鐘を鳴らしました。

これは、FRBが半年に一度まとめる金融システムの安定性を調査する報告書で6日、明らかにしました。

それによりますと、株価や地価などの資産価格は「国の経済対策やワクチンの普及で一段と上昇している」と指摘したうえで「予想される企業などの収益や過去の水準と比べると、価格が高くなっている」と分析しました。

そして、報告書では「今は投資家がリスクの高い投資を好む傾向にあるが、今後こうした心理が低下すれば、資産価格が大幅かつ急激に下落するおそれがある」と警鐘を鳴らしました。

アメリカでは、ことしになってからSNSで情報交換した個人投資家の大量の買い注文をきっかけに特定の株価が乱高下したほか、資産運用会社との不透明な取り引きで大手金融グループが巨額の損失を出すなどの新たな事象も起きています。

金融市場で異例の金融緩和が長期化し、株価が連日最高値を更新する中、FRBとしては資産価格が急落するリスクを注視していく姿勢を示した形です。