千葉県 感染力強い「N501Y」変異ウイルス 6割近くに増加

今月2日までの1週間に、千葉県が新型コロナウイルスに感染した人のうち、およそ320人分のウイルスを調べた結果、感染力が強い「N501Y」の変異があるウイルスが6割近くにのぼり、前の1週間と比べて19ポイント増加したことがわかりました。

千葉県では新型コロナウイルスに感染した人の一部について「N501Y」の変異があるウイルスに感染していないか検査を実施しています。

それによりますと、4月26日から5月2日までの1週間に検査をした322人のうち「N501Y」の変異があるウイルスだった人は185人で、57.5%にのぼりました。

その前の4月19日から25日までの1週間の検査では、変異ウイルスの割合は38.5%で、1週間で19ポイント増加したことになります。

千葉県疾病対策課は「感染力が強いと言われる変異ウイルスに移り変わってきていることが、数字にしっかりと現れている。強い危機感を持って対応していく」としています。