京都府 緊急事態宣言の延長を国に要請

京都府は、新型コロナウイルスの感染状況に改善が見られないなどとして、来週の11日が期限の緊急事態宣言を延長するよう国に要請しました。

緊急事態宣言の期限が迫る中、京都府は6日午後6時から対策本部会議を開き、今後の対応を協議しました。

この中で担当者は、府内の感染状況について、直近1週間の感染者数は1日平均100人を超えて高止まりの状況にあり、今後も注視が必要だと報告しました。

これについて、京都府医師会の松井道宣会長は「先月緊急事態宣言が出されたが、効果が十分に出ているとは言えない。重症者の人数は『第3波』を上回っており、病床が今後足りなくなることも十分に考えられる」と指摘しました。

西脇知事は「医療崩壊を招かないためにも、引き続き人の流れを止め、飲食での感染リスクを抑える強い措置が必要だ」と述べました。

こうした議論を踏まえ、会議では、11日が期限の緊急事態宣言を延長するよう国に要請することを決め、京都府は6日夜、正式に国に要請しました。