神戸 介護老人保健施設でクラスター発生 123人感染 13人死亡

神戸市内の介護老人保健施設で先月中旬以降、入所者ら123人が新型コロナウイルスに感染し、13人が亡くなっていたことが関係者への取材でわかりました。

神戸市の関係者によりますと、集団感染があったのは長田区の介護老人保健施設です。

この施設では、先月14日に新型コロナウイルスの感染者が確認され、その後、6日までに入所者や職員ら合わせて123人の感染が確認されました。

このうち13人が症状が悪化して亡くなったということです。

神戸市はクラスターが発生したとして、感染経路などを調査するとともに、医師や看護師などのチームを施設に派遣して、患者への投薬や酸素吸入などを行っているということです。

関係者によりますと、市内の医療提供体制がひっ迫していたため、多くの感染者が入院できず、施設内で待機や療養をしていたということです。

一方、神戸市は、初めて感染者が確認されてから20日以上たった6日も、今回の集団感染について発表していません。

これについて神戸市は「施設内で感染者が急増して、正確な人数の把握が間に合わなかった。近日中に発表したい」としています。