大型連休 飲食店の利用客 前年比で3倍以上に増加

5日までの大型連休のあいだ、首都圏の1都3県で飲食店を利用した人は、新型コロナウイルス感染拡大前のおととしより64%少ないものの、1回目の緊急事態宣言が出ていた去年からは3倍以上に増えたという民間の調査がまとまりました。

飲食店に予約や顧客管理のシステムを提供する東京のIT企業「トレタ」は、首都圏の1都3県のおよそ3000店の来店客数などを調べています。

それによりますと、今月1日から5日までの大型連休中の来店客数は、新型コロナの感染拡大前のおととしより64%減りました。

ただ、1回目の緊急事態宣言が出ていた去年と比べると3.4倍となり、大幅に増えました。

人数別にみると「1人から2人」の利用が去年の3倍近くになり、全体の半分を占めたということです。

調査した会社では「緊急事態宣言やまん延防止等重点措置が出されてはいたが、少人数にするなど感染対策を意識しながら利用するケースが増えたことが来店客数の大幅増加につながったのではないか」と話しています。