米高官「台湾海峡めぐり日本と適切な措置取る」中国をけん制

アメリカのアジア政策を統括する高官は、台湾海峡をめぐって中国が挑発的な行動をとっているとけん制したうえで「日本とともに適切な措置を取る」と述べ、台湾海峡の現状を維持するため日米の協力が重要だと強調しました。

ホワイトハウスのNSC=国家安全保障会議で、アジア政策を統括するカート・キャンベルインド太平洋調整官は4日、オンラインのイベントに参加しました。

この中でキャンベル氏は、台湾周辺で中国の戦闘機が飛行するなど、中国が挑発的な行動をとっていると指摘したうえで「公式の声明を通じて、われわれが状況を注視し台湾海峡の平和と安定を守る準備ができていることを示す必要がある」と述べ、中国をけん制しました。

また、先月行われた日米首脳会談の共同声明でおよそ半世紀ぶりに台湾に言及したことについて「台湾と中国に対し、われわれが抑止力を強化するという明確なメッセージを送り、台湾の平和な暮らしを守るという意思を明らかにするためだ」と説明しました。

そのうえで「われわれは日本とともに適切な措置を取ると確信している」と述べ、日米の協力が重要だと強調しました。

また、キャンベル氏は、沖縄県の尖閣諸島をめぐるアメリカの立場について聞かれ「それははっきりしている。これらの島は日本の施政下にあり、それに対するいかなる挑戦も日米安全保障条約に基づいて解釈される。バイデン政権の最も高いレベルでもそれを再確認した」と述べました。