コロナ感染拡大のインドから 韓国人170人チャーター便で帰国

インドで新型コロナウイルスの急激な感染拡大が続く中、韓国では現地に滞在する韓国人が帰国するためのチャーター便の第1便が4日到着しました。

インドでは新型コロナウイルスの急激な感染拡大により、1日当たりの新規感染者が連日30万人を超えていて、医療体制の危機的な状況が続いています。

これを受けて韓国政府は4月下旬から両国を結ぶ直行便の運航を中断していますが、現地に滞在する韓国人が帰国するためのチャーター便にかぎり運航を認めています。

このチャーター便の第1便が現地時間の4日未明、ヒョンデ(現代)自動車の工場などがある南部チェンナイを出発し、4日午前ソウル近郊のインチョン(仁川)空港に到着しました。

帰国した乗客およそ170人はPCR検査を受けたあと、韓国政府が用意した施設などで2週間待機することになります。

チャーター便は5月7日にも南部ベンガルールから200人余りを乗せて出発することになっています。

インドにはおよそ1万1200人の韓国人が滞在しているということで、韓国政府は増便を検討しています。