陸上 日本選手権10000m 東京五輪内定3選手が喜びや意気込み

東京オリンピックの代表選考を兼ねて行われた、陸上の日本選手権10000メートルのレースから一夜明け、代表に内定した男女3人の選手が喜びや意気込みを語りました。

3日夜のレースで、女子は、優勝した20歳の廣中璃梨佳選手と、2位に入った安藤友香選手が、最後までハイペースの優勝争いを繰り広げ、2人ともオリンピックの参加標準記録を突破して代表に内定し、男子は伊藤達彦選手が優勝して内定しました。

3人は4日午前、静岡県掛川市でそろって会見に臨みました。

このうち自身2回目の10000メートルのレースでオリンピックの切符をつかんだ廣中選手は「昨夜は興奮してなかなか寝つけなかった。きのうは自分らしいレースができたが、今後、世界で戦ううえでの改善点や課題が多く見つかった。スピードなど足りない部分を磨いていきたい」と話し、みずから「本命」ととらえる5000メートルでの代表入りも目指す考えを明らかにしました。
粘りの走りで参加標準記録を突破した安藤選手は、オリンピックについて「小学1年生のときに高橋尚子さんがシドニー大会で金メダルを獲得したのを見て、漠然と憧れや夢だと思ってきた。実際にその舞台に立てることにわくわくしている。元気や勇気、感動を与えられるような走りをしたい」と話しました。
また、地元静岡県でのレースで代表に内定した伊藤選手は「地元での開催はうれしい反面、プレッシャーも感じていた。優勝して内定した姿を、友達や両親など応援に来てくれた人に見せられてよかった」と振り返りました。

そして、高校時代は目立った実績がなかったことを踏まえて「自分のような無名の選手でもチャンスがあるということを、持ち前のがむしゃらな気持ちを出す走りで証明していきたい」と本番に向けて意気込んでいました。