4都府県 きのう人出 2回目宣言時より減 1回目宣言時より大幅増

3回目の緊急事態宣言が出されている東京、大阪、兵庫、京都の3日の人出は、2回目の宣言時と比べていずれも減少しましたが、去年の1回目の宣言時と比べると大幅に増加しました。

NHKは、IT関連企業の「Agoop」が利用者の許可を得て個人が特定されない形で集めた携帯電話の位置情報のデータを使って、3回目の緊急事態宣言が出されている東京、大阪、兵庫、京都の主な地点の人の数を分析しました。

分析した時間は、▼日中が午前6時から午後6時まで、▼夜間が午後6時から翌日の午前0時までです。

それによりますと、3日の人出は、2回目の宣言が出ていた期間の土日祝日の平均と比べて、
▼東京駅付近で、日中で9%、夜間で14%、それぞれ減少しました。

また、
▼渋谷スクランブル交差点付近で、日中で23%、夜間で21%、
▼大阪梅田駅付近で、日中で57%、夜間で53%、
▼神戸市の三ノ宮駅付近で、日中で30%、夜間で25%、
▼京都駅付近では、日中で17%、夜間で17%、
いずれも減少しました。

しかし去年の1回目の宣言が出ていた期間の土日祝日の平均と比べると、いずれの地点も大幅に増加しています。

増加率は、
▼東京駅付近で、日中が171%(およそ2.7倍)、夜間が147%(およそ2.5倍)、
▼渋谷スクランブル交差点付近で、日中が122%(およそ2.2倍)、夜間が156%(およそ2.6倍)、
▼大阪梅田駅付近で、日中が184%(およそ2.8倍)、夜間が200%(3倍)、
▼三ノ宮駅付近で、日中が183%(およそ2.8倍)、夜間が223%(およそ3.2倍)、
▼京都駅付近では、日中が242%(およそ3.4倍)、夜間が248%(およそ3.5倍)となっています。