来春卒業大学生の求人倍率 去年比横ばい 2年前比大きく下回る

来年春に卒業予定の大学生に対する企業の求人倍率は、ことし3月の時点で1.5倍で、去年の調査と比べてほぼ横ばいになりましたが、新型コロナウイルスの感染が拡大する前のおととし=2年前の水準を大きく下回っています。

情報サービス大手の「リクルート」が行った調査によりますと、来年春に卒業予定の大学生と大学院生1人に対して企業の求人がどれだけあるかを示す、ことし3月の時点の求人倍率は、推計で1.50倍でした。

これは去年6月時点の調査と比べてほぼ横ばいでしたが、新型コロナの影響が及ぶ前にあたるおととしの1.83倍を大きく下回っています。

求人数を企業の規模別で見ると、
▼従業員が1000人以上の企業は2年ぶりに増加しましたが、
▼1000人未満の企業は去年より減少しました。

また感染拡大が採用に及ぼす影響について企業に聞いたところ「採用を減らしたり、中止したりした」と答えた企業の割合は「飲食店、宿泊業」が最も高く59%、次いで「運輸業」が37%となっています。

リクルートワークス研究所の茂木洋之研究員は「業種によってコロナの影響が大きく、2年前までの水準には及んでいないが、ワクチンの普及による経済の回復で来年以降は改善が見込まれる」と話しています。