G7外相会合が開幕 北朝鮮の完全非核化へ目標堅持などで一致

G7=主要7か国の外相会合がイギリスで開幕しました。初日のワーキングディナーでは、アメリカが対北朝鮮政策の見直しを終えたことを受け、北朝鮮の完全な非核化に向けた目標を堅持することなどで一致しました。

対面ではおよそ2年ぶりとなるG7=主要7か国の外相会合は、日本時間の4日未明、イギリスのロンドンで開幕し、ワーキングディナーが行われました。

この中では北朝鮮をめぐって意見が交わされ、アメリカのブリンケン国務長官が対北朝鮮政策の見直しについて説明しました。

そして北朝鮮の完全な非核化に向けて、すべての大量破壊兵器やあらゆる射程の弾道ミサイルのCVID=完全かつ検証可能で不可逆的な廃棄の実現という目標を堅持することや、国連の安保理決議の完全な履行が不可欠だという認識で一致しました。

また茂木外務大臣は拉致問題の早期解決への理解と協力を求め、各国の外相が支持を表明しました。

茂木大臣は記者団に対し「対北朝鮮政策の見直しで、アメリカが日韓両国との緊密な連携を重視しながら取り組みを進めていることを支持し、歓迎する。引き続き日米韓3か国で緊密に連携していきたい」と述べました。

4日はロシア 中国 イラン ミャンマー情勢など議論

会合は2日目となる4日、民主主義や自由、それに人権を脅かす地政学上の課題について議論が行われる予定で、この中ではロシアや中国、イランとの関係のほか、ミャンマー情勢などが取り上げられます。

このうちミャンマー情勢については、軍の統治に対抗するため独自の政府として発足した「国民統一政府」から最新情勢についてビデオで報告を受けたうえで、議長国イギリスは軍に関係する個人などへのさらなる制裁や、厳しい状況におかれている人への人道支援などをG7各国に対し、呼びかけるとしています。

4日の夕食では、G7各国にとって重要性が増すインド太平洋地域が議題となり、オーストラリアやインド、韓国などゲストとして招待されている国々が加わってこの地域での連携強化について意見が交わされるということです。

ラーブ外相は「今回のG7は、共通の課題や脅威に取り組むため、開かれた民主的な社会を団結させ、結束を示す機会だ」とコメントしています。