神戸 ワクチン接種を10日に開始 連休中も会場準備

大型連休明けに新型コロナウイルスの高齢者向けのワクチン接種が本格化する神戸市では、職員たちが休日を返上して接種会場の設営準備を進めています。

神戸市では今月10日から高齢者向けの集団接種が市内11か所の会場で始まる予定です。

3日はこのうち、西区の西神中央駅のビルにある2階のオフィススペースに市の職員や作業員など10人が集まり、接種会場の設営準備に取りかかっていました。

職員たちは机やいすを運び込んで、30分ごとに20人が接種を受けられるように仮設の壁を立てるなどして、ワクチンを接種する場所を整えていきました。

神戸市では、まずは75歳以上の高齢者およそ24万人を対象に接種を始める予定で、先月から電話やネット上で予約の受け付けを始めています。

神戸市健康局ワクチン接種対策室の長田理 係長は「10日の集団接種に間に合うよう連休中も急ピッチで準備を進めていきます。ワクチンはコロナ対策の切り札とも言われていますので、滞りなく接種ができるように準備を進めていきます」と話していました。