「KENZO」高田賢三さんの収集品 競売前にパリで公開

去年亡くなった世界的なデザイナー、高田賢三さんが、世界各地で買い集めた美術品や調度品が競売にかけられるのを前にパリで公開されました。

高田賢三さんは、世界的なファッションブランドとなった「KENZO」を立ち上げるなど、パリを拠点に活躍しましたが、去年10月、新型コロナウイルスへの感染で81歳で亡くなりました。

高田さんが亡くなるまで住んでいたパリの住居にあった美術品や調度品およそ600点は来週、競売にかけられることになっていて、それを前に3日から一般公開が始まりました。
会場には、高田さんの住居を再現する形で、世界各地で買い集めた美術品やみずから描いた油絵が展示され、高田さんが日本をはじめ世界各地の民族衣装や伝統文化に日頃から関心を持ち、自身の作品に取り入れたことがうかがえます。
また、ブランドを立ち上げた頃のデッサンや、着物の生地を利用したドレス、それに、男性向けのブランドを始めた頃に高田さんがみずからスーツを着て満面の笑みを浮かべた写真も展示されています。

1970年代から20年余りにわたって、高田さんの右腕として働いたデザイナーの佐々木勉さんは「いつもこのような明るい感じでした。競売にかけられることよりも賢三がいないことを改めてさみしく感じます」と話していました。