東京・大阪 ワクチン大規模接種センター 24日開設目指す

新型コロナウイルスワクチンの大規模接種に向けて3日、大阪の接種センターの会場が決まりました。
政府は今月24日から東京と大阪で同時に開設させることを目指していて、運営にあたる防衛省では人員の確保など接種態勢の整備を急ぐことにしています。

新型コロナウイルスのワクチン接種を加速させるため、政府は東京と大阪に自衛隊が設置と運営にあたる大規模な接種センターを設ける方針です。

会場が決まっていなかった大阪では3日、防衛省の中山副大臣が候補地を視察して、大阪市の府立国際会議場にすることを決め、東京の会場となった大手町の合同庁舎と同様に、今月24日の開設を目指すことになりました。

いずれの会場でも、土日祝日を含めて、毎日、午前8時から午後8時まで3か月間、接種を行う予定で、防衛省は必要な人員を確保するため、今週中に、全国の自衛隊の部隊に対し、派遣できる医師や看護師の資格を持つ隊員の人数を報告するよう求めるなど、接種態勢の整備を急ぐことにしています。

また防衛省では、予約の受け付けについて、インターネットを中心とし、コールセンターの設置も検討するとしていて、予約をめぐる混乱が生じないよう、今月10日にも具体的な予約方法を公表することにしています。